岩手県内の感染症発生状況(11月第4週定点把握患者の状況)
■インフルエンザは盛岡地区で警報値(定点当たり患者数10人)を超えたほか、県中央地区でも多くなっています。例年より早い時期で流行しており、注意が必要です。
・予防にはワクチン接種、手洗い、咳エチケットなどが重要です。
・インフルエンザワクチンは効果が表れるまで2週間程度かかりますので、早めの接種が望まれます。
■感染性胃腸炎は、二戸地区で警報値(定点当たり患者数20人)を超えています。
・県内保育所では、ノロウイルス、サボウイルスによる集団感染が発生しております。
・感染予防には、石けんを用いた流水による手洗い、食材等の十分な加熱、患者の吐物の塩素系薬剤を用いた適切な処理が重要です。
■咽頭結膜熱は、二戸地区で警報値(定点当たり患者数3人)を超えました。
・感染経路は、飛沫感染および接触感染で、手洗い、うがいの徹底と、タオル等の供用を避けることが大切です。
■台風で被害を受けた地域では、瓦礫や泥の撤去時感染症に注意が必要です。
・水害時の衛生対策と消毒法は岩手県のホームページをご覧ください。