岩手県内の感染症発生状況(9月第1週定点把握患者の状況)

■ヘルパンギーナ増加中。

・ヘルパンギーナは県央、宮古地区で警報値(定点当たり患者数6人)を超えています。

・乳幼児を中心に流行する急性のウイルス性咽頭炎です。

・症状は、38℃以上の突発的な発熱と喉の痛み、口内に現れる小さな水泡状の発疹があります。

・予防は患者との濃厚接触を避け、十分な手洗いや排泄物の適切な処理が大切です。

■手足口病は、県央地区で警報値(定点当たり患者数5人)を超えています。

・ヘルパンギーナと同じウイルスによる感染症で同様の対策が必要です。

・注意として、髄膜炎や脳炎を発症することがあるので、頭痛、嘔吐、高熱が続く場合は医療機関の受診を勧められます。

■RSウイルスは、二戸、奥州地区で多くなっています。

・乳幼児に多い呼吸器感染症で、例年秋から冬にかけて流行します。

・予防は、咳やくしゃみ、ウイルスが付着した手指からの感染を防ぐため、咳エチケットや手洗いの励行が重要になります。

 

全国的にインフルエンザが流行しております。

季節外れの流行ですが、十分に注意が必要です。