感染症発生状況

 

★令和4年8月29日~9月4日の定点把握感染疾患状況は

■結核の報告が5例ありました。(潜在性結核感染症)

■腸管出血性大腸菌感染症の報告が1例ありました。本疾患は例年夏に報告数が増えます。特に用便後の手洗 いの励行と、食中毒予防の3原則(菌をつけない、増やさない、やっつける)で予防しましょう。

■梅毒の報告が1例ありました。

■手足口病は、盛岡、中部、奥州、久慈及び二戸地区で警報値(定点当たり患者数5人)を超えました。夏季に幼児を中心に流行するウイルス性疾患で、口の中や手足に水泡性の発疹が現れます。

乳幼児は、口内の発疹により水分補給が上手く出来なくなるため、脱水症状に注意が必要です。

稀に髄膜炎を発症する場合があるので、高熱や嘔吐の症状がある場合は速やかに受診するようにしましょう。

手洗いは流水と石鹼を十分に使い、タオルの供用は避けるようしましょう。

ヘルパンギーナは夏季に流行するウイルス性疾患で高熱と喉の痛み、口の中にできる水泡性の発疹が特徴です。

現在中部地区で増加がみられます。

患者との濃厚接触を避け、手足口病同様の対策をしましょう。

感染性胃腸炎について

集団で生活をする場所については引き続き注意が必要です。

胃腸炎ウイルスは消毒用アル コールが効きにくく、調理前と食事前、用便後の石けんと流水による手洗いが重要となっております。

患者の吐物や便 は、使い捨て手袋とマスクを着用して塩素系薬剤で処理しましょう。 また石けんと流水による手洗いをしっかり行い、タオルの共用を避けるようにしましょう。

溶連菌咽頭炎について

溶連菌咽頭炎の主な症状は、発熱、全身倦怠感、咽頭通で、急性腎不全を併発することがあります。

症状が改善しても処方された薬は飲み続けることが大切です。手洗いの励行と患者との濃厚接触を避けることで予防しましょう。

 

岩手県新型コロナ感染症関連情報は下記をクリック

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